先日、グループホームももの花1階にて、音楽療法セッションを実施しました。
今回は、春から初夏へ向かう季節感を感じられる楽曲や、「鳥」をテーマにした活動を取り入れながら、歌唱・身体活動・楽器演奏・回想などを組み合わせたセッションとなりました。
🎵まずは準備体操から
セッションの始めには、参加者お一人おひとりのお名前を呼び、体調確認を行いました。
その後、上半身を中心とした軽い体操を行い、
身体をほぐしながらゆっくりと音楽の時間へ入っていきました。
🍵「茶つみ」で懐かしい手遊び
ウォームアップでは「茶つみ」を歌唱。
「どんなふうに手遊びをしていましたか?」とお声かけすると、
自然に手を動かし始める方も多く見られました。
後列では隣同士で笑い合いながら楽しむ様子、
前列では昔ながらの動きを丁寧に再現される姿もあり、
それぞれの“その人らしさ”が感じられる時間となりました。
続いて「背くらべ」ではカラースカーフを使用。
腕を伸ばす、持ち替える、回旋するなどの動きを取り入れながら、
無理なく身体を動かしていただきました。
季節の歌から広がる思い出
「めだかの学校」では、昭和の歌を通して懐かしさを共有。
特に3番の「つーいつい」という歌詞に反応され、
「こんな歌詞だったんやね〜」と笑顔が見られました。
「田植え」では、田園風景や季節の話題へ。
「小さい頃に田植えを手伝っていた」というお話から、
現在の暑さやお米の価格、高齢化など、自然と会話が広がっていきました。
音楽をきっかけに、その方の人生経験や地域での
暮らしが語られていく瞬間は、音楽療法ならではの大切な時間だと感じます。
🦜“鳥”をテーマにした活動
5月10日〜5月16日は愛鳥週間(バードウィーク)🦜
今回は「鳥」を隠れたテーマの一つとして取り入れました。
「ことりのうた」では、バードコールという小物楽器を使用。
金属をこすって鳥の鳴き声のような音を出す楽器です。
「力を入れすぎず、位置や高さで音が変わりますよ」とお伝えすると、
皆さんそれぞれ違った音色を楽しみながら、順番に体験してくださいました。
また、「ピピピピピ」「チチチチチ」といった歌詞を使いながら、
発音や口の動きを意識する場面もあり、
口腔機能へのアプローチも自然に取り入れることができました。
🥁即興合奏での“できた”体験🛎️
主活動では「瀬戸の花嫁」に合わせて即興合奏を実施。
鈴や太鼓などの小物楽器を使い、波の音や海辺の雰囲気を
イメージしながら自由に演奏していただきました。
今回は、細かな“正解”を決めず、それぞれの表現を大切にした活動構成にしました。
「できないよ」と不安そうに話されていた方も、職員の方と一緒に楽器を選びながら参加され、演奏後には「できたわ」と笑顔を見せてくださいました。
終わった後に、「いつか音楽会がしたいね!」と
周囲の皆さんからも自然な笑顔が広がっていたのが印象的でした。
🎤合唱経験の回想も
「みかんの花咲く丘」では、
「昔、合唱でアルトをしていた」
「輪唱をしたことがある」
など、歌唱経験に関する思い出も聞かれました。
ただ歌うだけでなく、“誰かと声を合わせた記憶”がよみがえり、
自然とハーモニーを意識される様子も見られました。
🐦⬛最後は「七つの子」で穏やかに
クールダウンでは「七つの子」を歌唱。
夕方の町内放送やチャイムの思い出など、時代背景を共有する会話も生まれました。
最後に再びバードコールを鳴らし、
「鳥」をテーマにした流れをつなげながら、穏やかにセッションを終了しました。
おわりに
今回のセッションでは、季節感や生活経験に結びついた楽曲を取り入れることで、
自然な会話や交流が多く見られました。
農業、地域文化、合唱経験など、その方が歩んできた人生に音楽が寄り添い、
参加者同士のコミュニケーションにもつながっていたように感じます。
今後も、季節・地域文化・生活史を大切にしながら、
身体活動や発声活動も無理なく取り入れ、安心して参加していただける
音楽療法を続けていきたいと思います。
🟡「音楽療法えとわ」では、施設訪問セッションを行っています。
神戸市・三田市を中心に施設または
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