【音楽療法セッション記録】音楽がそっと記憶を開く時間|高齢者グループホーム

2026年グルホ 季節のプログラム

2026年1月27日、グループホームにて、約1時間の音楽療法セッションを行いました。
参加されたのは、9名のご入居者の皆さんです。

🎵はじまりは、いつものやりとりから

セッションの最初は、あいさつと日付の確認、
そしてお一人ずつお名前と体調をうかがうところから始めます。
毎回セッションの始まりには険しい顔をしている方も、
活動が進むにつれて自然と表情がやわらぎ、
最後にはとてもいい笑顔😃で手を振ってくださるのが、
ここでのいつもの流れです。

「無理に歌わなくていいですよ」
そんな一言を添えながら、その場に
“安心していられる空気”をつくることを大切にしています。

👧🏻童謡と季節の歌が、記憶を呼び起こす👦🏻

この日は、野口雨情の命日にちなみ
「しゃぼん玉」からスタートしました。
作詞家のお話にはあまり関心を示されなかった方も、
曲が流れ始めると自然に口ずさまれ、歌の力、
音楽の持つ力をあらためて感じる場面でした。

続いて1月27日は国旗制定記念日ということで「日の丸の旗」
寒波が続くので「雪の降る街を」など、
季節や時代を感じられる歌へ。
歌のテンポや歌い方は人それぞれで、
時にはズレが生じることもありますが、それも含めて“その人らしさ”。
音楽療法では、そろえることよりも、
その場に参加していること自体を大切にしています。

🪇楽器と歌で、自由に表現する時間

リストベルを使った楽器活動では、
「三百六十五歩のマーチ」「手のひらを太陽に」を行いました。
同じ動きをすることが難しそうな場面では、
「好きなタイミングで鳴らしてください」と声をかけ、
参加のハードルを下げます。

普段はマイペースに歌われる方が、
セラピストの動きを見ながら演奏される姿もあり、
それぞれの中にある力が、音楽を通して引き出されているのを感じました。

⛩️新年歌おみくじと、あふれてきた涙

後半は、新年の「歌おみくじ」。
お一人ずつ引いていただき、
その運にちなんだ歌をみんなで歌いました。

活動が進むうち、前列に座っておられた方々が
手を取り合い、静かに涙を流される場面がありました。
そしてクールダウンで歌った「七つの子」のあと、

「昔は貧しい時代だった」
「冬でも裸足で歩いていた」
「あの頃を知っている人でないと分からないね」

そんな言葉が、涙とともに語られました。

それは悲しみだけの涙ではなく、
人生を振り返り、誰かと分かち合う中で生まれた、
あたたかな感情のように感じられました。

🎼音楽療法ができること

音楽は、記憶や感情と強く結びついています。
とくに高齢期には、言葉よりも先に、
歌が心を動かすことがあります。

この日のセッションも、
・昔を思い出す
・気持ちを表に出す
・誰かと同じ時間を共有する
そんな大切な瞬間が、音楽を通して自然に生まれていました。

「何十年かぶりに歌って、当時を思い出したよ」
そう話してくださった一言が、とても印象に残っています。

これからも「音楽療法えとわ」は、
その方の歩んできた人生を大切にしながら、
音楽とともに過ごす時間を届けていきたいと思います。

🟡「音楽療法えとわ」では、施設訪問セッションを行っています。

お試しのセッションも随時受け付けています☘️
お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にどうぞ♪

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