2026年2月11日、障害者支援施設にて音楽療法セッションを実施しました。
今回のテーマは「冬&オリンピック」。
現在開催中のミラノ・コルティナ冬季オリンピック⛷️の話題を取り入れながら、
季節感あふれる楽曲と昭和歌謡、そして皆さんからの
リクエスト曲を組み合わせたプログラムとなりました。
👏拍手で迎えてくださる時間
会場に入ると、すでに拍手や声かけが。
こちらでのセッションも半年を過ぎ、
皆さんの生活の中の楽しみの一つになっている様子が感じられ、
毎回身の引き締まる思いです。
導入では「世界の国からこんにちは」を流しながら、
ロリポップドラムを手にお一人ずつご挨拶。
身体的に難しい方には無理をお願いせず、
できる形での参加を大切にしています。
それでも懸命に楽器を鳴らそうとされる姿がとても印象的でした。
⛷️冬の歌とリズム参加⛸️
ウォームアップでは童謡「スキー」からスタート。
その後、野菜や果物の形をしたシェイカーをお配りし、
歌いながらリズムを取っていただきました。
「雪」では〈こんこ〉の部分でタイミングよく音が揃い、
自然と会場に一体感が生まれました。
音楽には、言葉以上に人と人を
“同じ瞬間”で結びつける力があると改めて感じます🎶
「幸せなら手をたたこう」では、
手 → 腿 → 肩 → ほっぺ
と鳴らす場所を変えながら身体の動きを促しました。
動かせる範囲で工夫しながら参加される姿が多く見られました。
オリンピックから昭和歌謡へ
1972年札幌オリンピックのテーマソング
トワ・エ・モア「虹と雪のバラード」
“54年前って昔の曲ですね”という声が上がる一方で、
若めの男性利用者さんが意外としっかり歌ってくださり、
素敵な音楽は世代を越えるものだと実感しました。
続いて森進一「冬のリヴィエラ」
曲名を出すと、
ある方から『いいんでないかい?』と一言。
この言葉は、その方にとって“お気に入り”のサインです。
会場には自然と手拍子が広がりました。
ちあきなおみ「四つのお願い」では、バレンタインの話題を提供。
『チョコあげたことあるわ、懐かしい』という声が上がり、
音楽が思い出を呼び起こす瞬間に立ち会うことができました。
📝リクエストは、その方の人生
後半はリクエストタイム。
林寛子「素敵なラブリーボーイ」
いつもリクエストをくださる男性から。
今回は他の女性の方も口ずさんでおられました。
梅沢富美男「夢芝居」
こちらの施設で大人気の一曲。
一度歌い終わった後、まだまだいけそうだったので
「もう一度いきましょうか?」とお声がけし、2回歌いました🎶
CAROL「ファンキー・モンキー・ベイビー」
永ちゃんファンの男性からのリクエスト。
原曲はとても速いので、今回はゆっくりバージョンで
一度歌いました。
その後、原曲の一部を流してみると『とっても早いんですね〜』と
曲を知らない方からは驚きの声。
テンポを調整しながら、ゆーっくりともう一度。
誰でも“参加できる形”で
音楽を共有することを大切にしています。
最後は全員で👋
クールダウンは
「また逢う日まで」
再び『いいんでないかい?』の声が上がり、
会場全体で歌いながら締めくくりました。
誰もが知っている曲は、自然と一体感を生みます。
音楽療法の時間が作ってきたもの
最近感じていることがあります。
- セッションが始まる前からの温かいお言葉
- 終了後に職員さんを通して届くリクエスト
- 手紙での曲に対する想いやリクエスト
声を出すことが難しい方も、
何らかの形で参加しようとしてくださっています。
えとわの音楽療法は「上手に歌う時間」ではありません。
その人らしく関わる時間です。
半年を重ね、皆さんとの波長が少しずつ合ってきた感覚があります。
音楽を通して築かれてきた関係性を、
これからも丁寧に育てていきたいと思います。
次回は3月。
春らしく「ひな祭り」「春一番(キャンディーズ)」
などのリクエストもいただいています。
今までリクエストをされなかった若い女性から
「TOMMOROW (岡本真夜)」もやってほしいと
伝えてもらい、とっても嬉しかったです☺️
季節が移ろうように、音楽療法の時間もまた、
その時々の空気を映しながら続いていきます。
来月も、また楽しい時間を過ごしましょう🎶


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