2026年1月20日、グループホームにて、音楽療法セッションを実施しました。
今回は入所者9名の皆さまと、1月の季節感を取り入れながら、
約1時間の音楽の時間を過ごしました。
導入・ウォームアップ♪声と身体を少しずつ目覚めさせる時間
セッションは、軽い体操とお名前の確認から始めました。
お一人ずつ声をかけながら、その日のご様子や体調を伺い、
場の空気をゆっくりと整えていきます。
続いて、今日は1年のうちで一番寒くなる〈大寒〉。
「大寒小寒」を歌い、口を動かす活動を行いました。
「曲を知らない」という声も聞かれたため、無理に進めず、
もう一度ゆっくり歌うことで、少しずつ声が出てくる様子が見られました。
その後は「一月一日(いちがついちじつ)」。
口をはっきり動かすことを意識しながら、
それぞれのペースで歌っていただき、
今日1月20日で、もうお正月は終わりですよ、というお話をしつつ
ウォームアップを行いました。
季節の歌と回想♪歌から広がる思い出の時間
季節の歌として「たこの歌」を取り上げ、
凧揚げをした経験があるか尋ねてみました。
「男の子の遊びやったなぁ」「あんまりせえへんかったなぁ」
といった声があり、性別や時代背景を感じさせるやり取りが生まれました。
続いて「ふじの山」。
初夢の話題や富士山についての問いかけを行うと、今回初参加の方が、
かつて富士山の頂上まで登った経験を話してくださいました。
途中で一泊したことや、登山の大変さなど、具体的なエピソードに、
他の利用者の方々も静かに耳を傾けておられる様子が印象的でした。
歌をきっかけに、その方の人生の一場面が自然と共有される時間となりました。
楽器活動♪それぞれの関わり方を大切に
後半はリストベルを用いた楽器活動です。
「三百六十五歩のマーチ」では、
前回別フロアで行った体操と同様の動きを取り入れました。
歌に集中すると手の動きが止まってしまう方もいらっしゃいましたが、
無理に促すことはせず、「歌うだけでも大丈夫ですよ」
と声をかけながら、それぞれが心地よい形で参加できるよう配慮しました。
続く「手のひらを太陽に」では、同じ動きをベースにしながら、
途中で少しだけ変化を加えました。
最初は「曲を知らない」と話されていた方も、
歌が始まると自然に声が出ており、歌唱と動作を組み合わせた活動として、
今後も継続していきたいと感じる場面でした。
新年歌みくじ♪一人ひとりに届ける一曲
今回のセッションでは、新年ならではの試みとして
「歌みくじ」を行いました。
お一人ずつおみくじを引いていただき、
その結果に対応した楽曲を歌います。
健康運、笑顔運、歌運、ご縁運、元気運など、
それぞれに意味を持たせた選曲により、
「自分に向けて歌ってもらっている」という感覚を大切にしました。
順番を待つ間も、他の方の歌を聴きながら自然と場に集中する様子が見られ、
フロア全体に一体感が生まれる時間となりました。
クールダウン♪穏やかな余韻とともに
セッションの最後は「ふるさと」を歌い、
少し高まった気持ちをゆっくりと落ち着かせていきます。
穏やかな空気の中で、本年も継続して
音楽療法の時間を持っていきたいことをお伝えし、締めの挨拶を行いました。
おわりに
音楽療法えとわでは、その日の体調や気分、認知機能の状態に合わせながら、
「できる・できない」ではなく、
「その方なりの参加」を大切にしたセッションを行っています。
歌うこと、聴くこと、思い出すこと。
それぞれの形で音楽と関わる時間が、安心や笑顔につながるよう、
今年も丁寧に活動を続けてまいります。
🟡「音楽療法えとわ」では、施設訪問セッションを行っています。
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