【音楽療法セッション記録】秋の歌と笑顔が広がった一日|グループホーム

秋ソングで音楽療法 季節のプログラム

2025年11月4日グループホーム○階フロアにて、
7名の入居者様と一緒に音楽療法のセッションを実施しました。
今回のテーマは「音楽で季節を感じる、音楽を通した自己表現をする」。
秋の深まりと冬の気配を感じる寒さを実感するこの頃。
楽しい空気に包まれました🍁

🎼はじめに — 秋のやわらかな時間

秋が深まり、街路樹が色づく季節になりました。
11月4日はグループホームで「秋のうた」をテーマにした
音楽療法セッションを行いました。

今回は、冬に向かう冷えをほぐすような体操や、
懐かしい唱歌と楽器を組み合わせた内容です。

ウォーミングアップ:体を動かして声を出す

11月4日は『いい姿勢の日』らしいですね!
そこで最初は私が介護士として、
普段施設で食前に行っている
口腔体操の動きを取り入れ、ストレッチをしました。

深呼吸をして、首を動かし、肩を動かし、口を動かします♪

それから一曲目「紅葉」をゆっくりと歌いました。
いきなり歌うよりもしっかり上半身をほぐすと、
皆さん素敵な声が出ていました✨

その後は「たき火」でグーチョキパーの手体操。
手を動かし、笑顔が自然と広がるのを感じました。
上手くできてもできなくても、
自然と笑顔になってしまう😆
音楽と一緒にすると楽しいですね!

楽器活動:音に合わせて自然と手が伸びる瞬間

楽器の時間は、もうすぐ七五三ということで、
通りゃんせ」を歌いました。
「昔はみんなでお友達の間を潜って遊んだのよー」
という懐かしいお話も♪
今日はリストベルという鈴を使って、
言葉の掛け合いを右手と左手で
分けて鳴らしてみました🛎️

次に、「村の鍛冶屋」に合わせて歌いました。
11月には勤労感謝の日があるということで、
今はあまりみられなくなった鍛冶屋さんに、皆さんなっていただきました♪
リストベルを使って鍛冶屋さんの動きを真似て
交互に鳴らす活動を行いました。

普段は楽器を持たない方が、
リズムに合わせて楽しそうに演奏される場面があり、
スタッフも思わず拍手してしまうほどの盛り上がりに。
音が重なったときの温かい空気感は、私にとっても印象的でした。

言葉と記憶をつなぐ時間

唱歌や懐メロの時間には、歌詞やメロディが思い出の扉を開きます。
今回は「学生時代」を歌い、
歌いながら昔話が自然に出てくることもありました。
つたの絡まるチャペルで♪を、
つたの絡まる甲子園♪と言われたのには
みんなで笑いました😆
曲の雰囲気が一気に変わりますね⚾️

クールダウン:やさしいメロディで締めくくり

最後は「見上げてごらん夜の星を」を歌い、
ゆっくりと呼吸を整えて終了。
じんわりとした満足感と、穏やかな表情で終わることができました。

まとめとこれから

音楽療法は音楽をすることが目的ではありません。
声が綺麗に出ない、楽器を触ったことがない、
そんな方でも大丈夫です。
音楽の持つ要素も使いながら、
クライエントの皆さまが持っている
お力を引き出すお手伝いをします。

特に懐かしい音楽は“その場”の空気をやわらかくし、
参加する人の表情や会話を引き出してくれます。

今回も、季節の歌と簡単な楽器活動を組み合わせることで、
自然な参加と笑顔が増えました。
来月もまた楽しい時間になりますよう
私も色々と考えていきたいと思います♪


🟡「音楽療法えとわ」では、施設訪問セッションを行っています。

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