2026年2月4日、高齢者デイサービスにて、初めての音楽療法セッションを実施させていただきました。
この日はちょうど「立春」。暦の上では春の始まりですが、まだまだ寒さの残る時期です。そんな季節感も大切にしながら、約50分間、音楽とともに身体を動かし、声を出し、春を感じる時間を過ごしました。
■ セッション概要
- 日時:2026年2月4日(火)14:00〜
- 参加者:通所者17名
- セッション時間:約50分
📅はじまりは「今日は何の日?」から
まずは音楽療法士の自己紹介と、日付の確認からスタート。
指で日付を示しながら「今日は立春ですね」とお話しすると、
「まだ寒いよねえ」といった声も聞かれ、自然と会話が生まれました。
こうした導入は、今この場に意識を向け、
心と身体を音楽の時間へ切り替える大切なステップです。
⛷️歌いながら体をほぐすウォームアップ
軽い体操で全身をほぐしたあとは、
「スキー」の歌を使ってリズムに合わせて身体を動かしました。
若い頃の思い出を写真とともに振り返りながら、
「滑ったことありますか?」と問いかけると、笑顔でうなずかれる方も。
続いて、カラースカーフを配布して「北国の春」を歌いました。
スカーフを選ぶ場面では「この色が好き」スタッフさん「推し色やね」
と会話が弾み、上肢を大きく動かしながら、
自然と場の一体感が生まれていました。
⛄️冬から🌸春へ…季節を感じる歌の時間
「雪」「雪の降る街を」「早春賦」と、
冬から春へ移ろう季節を感じる楽曲を歌いました。
「寒い時は外に出る派?それとも家でじっとしてる派?」という問いかけには、
「寒かったら家におったわ」と、思わず笑ってしまうような素直な反応も。
「雪の降る街を」では、曲の途中で雰囲気が変わることを
説明してから歌うことで、音楽の表情の違いを感じながら楽しまれていました。
「早春賦」は少し難しい歌詞ながら、
歌詞を見ながら最後まで歌われる方も多く、集中した表情が印象的でした。
🔔リストベルで音と動きを楽しむ
主活動では、手首につけるリストベルを使った活動を行いました。
「幸せなら手をたたこう」では、
イントロだけを弾いて「何の曲でしょう?」と尋ねると、
すぐに正解が返ってきました。
手・足・肩・頭と順番に鳴らしてもらいました。
最後は「幸せなら最初から🎵」と言って
私が思い切り間違う、という😂
ベルの音が軽快に鳴り、
皆さんとても楽しそうな様子でした。
続く「三百六十五歩のマーチ」では、
振り付けの説明をすると、練習の段階から積極的に参加され、
本番ではいきいきと体を動かされていました。
歌い終わった後に、上着を脱がれる方も🌸
🎤歌に気持ちをのせる時間
後半は、しっかりと歌う時間を大切にしました。
「二輪草」「雪國」「ここに幸あり」と続き、
特に「ここに幸あり」では、のびのびとした歌声が広がり、
歌っている皆さんの表情もとても穏やかでした。
歌を通して「気持ちよさ」や「達成感」を感じていただけた時間だったように思います。
余韻を大切に、クールダウン
最後は「ふるさと」を歌い、気持ちを落ち着けてセッションを締めくくりました。
終了後には、「お腹から歌ったよ」「楽しかった」という声も聞かれ、
体を動かし、声を出した充実感が伝わってきました。
職員の方からも
「普段あまり歌われない方も歌っていました」
とのお言葉をいただき、初回のセッションとしてとても嬉しい反応でした。
おわりに
初めて伺う場所でのセッションでしたが、
職員の皆さまの温かいご協力のおかげで、
安心して音楽の時間を共有することができました。
音楽療法は、上手に歌うことが目的ではありません。
その人なりのペースで、音楽を通して心と身体が少し動くこと、
その時間を「楽しかった」と感じてもらえることを大切にしています。
これからも、季節やその場にいる方々に合わせた音楽療法を、丁寧に続けていきたいと思います。
🟡「音楽療法えとわ」では、施設訪問セッションを行っています。
お試しのセッションも随時受け付けています☘️
お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にどうぞ♪


コメント